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名曲紹介① エレファントカシマシ「今宵の月のように」

 今回は普段のアルバムの感想文とは趣向を変えて、一曲のみをとりあげる記事を書こうと思います。「名曲紹介」とタイトルにはありますが、要は好きな曲を好きに語る記事です。一曲なので普段よりずっと短く、さくっと終わるはず。

 それでは感想の方に入りましょう。第一回目はエレファントカシマシ「今宵の月のように」。


 エレファントカシマシ「今宵の月のように」


 これまで、この世で一番白いシャツが似合う男はUNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介だと思っていたが、エレファントカシマシのボーカル、宮本浩次もその一人だと、MONSTER baSH2015で彼らのライブを初めて見た時に気づいた。このPVでは黒い服を着ているけど。
 しかしこの二人のタイプは正反対のように思う。斎藤さんがクールに決めてくるタイプ(ライブパフォーマンス自体はとても熱い)なら、宮本さんは「熱血」の二文字がとても似合いそうな男だ。モンバスのライブでも、何度も「エブリバディ!」と叫び、ステージから会場にいる全員に歌を届けようとしているように見えた。
 そのモンバスでのセットリストで一曲目だったのが、この「今宵の月のように」である。

 この曲を聴くと胸にこみ上げてくるものがある。
 《君がくれた 思い出のかけら集めて 真夏の夜空 ひとり見上げた》《もう二度と戻らない日々を 俺たちは走り続ける》などの切ない歌詞が、センチメンタルなメロディとあいまって心を揺さぶる。同時に、自分はよく知らないはずの「青春の日々」というもののイメージが、なぜか湧き上がってくる。そして「青春というものがあるなら、きっとこういうものなんだろうな」と思う。その瞬間、自分が経験したわけでもないのに、私はそのイメージを懐かしんでいるのだ。私はいつの間にか、「青春の日々」を通り過ぎた「おとな」になってこの曲を聴いている。
 「おとな」になった私は「あの頃」になった日々を懐かしみながら、《いつの日か輝くだろう 溢れる熱い涙》と未来に想いを馳せている。《くだらねえと呟いて 醒めたつらして歩く》と、現実を悟ったようなことを言いながら、本当は希望を忘れてなんかいないのだ。未来に見つめているその希望は、「青春の日々」で追いかけた輝きによく似ている。例え目に見える形は変わっても、追いかけるものの本質は今もあの頃も変わらないんじゃないかと考えている「おとな」の私は、小さなアパートの一室からまん丸い月を見上げている。そんな様子が目に浮かぶ。

 宮本さんの魂が震えるような歌声も、曲のイメージにぴったり合っている。この曲を歌っているのが宮本さんじゃなければ、これほど感情に訴えかけてくる曲にはなっていないだろう。歌の上手い下手より大事なものがあることを強く感じさせる。

 またライブで聴きたい、いや、何度でもライブで聴きたい曲だ。


 おわり。
 
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特に音楽が好きです。好きなことやものについてばっかり考えてます。

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