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テスラは泣かない。「TESLA doesn’t know how to cry.」(2014年)

 今回は「マグマロック」を称する四人組ロックバンド、テスラは泣かない。から「TESLA doesn’t know how to cry.」の感想文です。

 テスラは泣かない。は、鮮烈なピアノリフ(これが本当に気持ちいい)を中心にした楽曲が多く、実にエモーショナルなバンドサウンドが魅力的。男性ボーカルに対しコーラスが女性であることも、メロディを強く印象づけるのに一役買っているように思えます。時に話すように歌うボーカルのスタイルは人を選ぶかもしれませんし、歌も特別上手いということはないけれど、感情的な歌い方はなかなか熱い。

TESLA doesnt know how to cry


 一曲ずつの感想は続きより。


 ①Cry Cry Cry


 アルバム一曲目は勢いのあるキラーチューン。疾走感溢れるピアノとギターがイントロから私に突き刺さりました。速めのBPMで鳴らされるサウンド、メロディに感情が揺さぶられ、サビの《Cry Cry Cry Cry》で拳を高く突き上げたくなります。どこをとっても文句無しにかっこいい。大好きです。

 ②Lie to myself


 「Cry Cry Cry」に続きかっこいい曲。イントロのピアノリフはそのままに、段々盛り上がっていく曲の構成がなかなか面白い。ラストのサビ後に一瞬落とすのがぐっときます。2分強の短い曲ですがとてもエモい。感情が噴出して止まない様をそのまま鳴らしたような音楽、「マグマロック」というのもすごく分かる。

 ③my world is not yours
 前の二曲に比べるとBPMも遅くなり、少し落ち着いた様子で始まる曲。「Lie to myself」に続き、イントロからピアノリフがしばらく繰り返され続けるのですが、歌のメロディとのバランスが絶妙です。ギター、ベース、ピアノと順にソロを挟む間奏がちょっとジャズ風で良い。
 ピアノリフはいつまで続くんだこれと追いかけながら聴くのも楽しかったり。

 ④fuga
 「my world is not yours」からまたBPMを上げて、今度はベースのリフで始まる楽曲。このベースラインがなかなかダンサブル。そこに入るギターのカッティングやBメロの話すような歌が印象的です。ハンドクラップも入っていたり、ダンスロック寄りの曲でもあったりでライブでも盛り上がりそう。

 ⑤めんどくせえ
 女性コーラスが一人で歌うパートがあるのですが、こういうのもあると楽曲に幅が広がって良いなと思います。男女の心情をそれぞれ描いたような歌詞とも合っていてグッド。《もうめんどくせーな》と繰り返すサビもなかなかキャッチーです。個人的にはサビ後のハミングが好み。

 ⑥Arc
 音の数を少なく抑え、ここまでドラスティックに展開してきた曲と対称的に静かな楽曲。《雨が降ってるのがせめての救いだった》と歌う時のピアノの音が、まさに雨が降っている様子を描いているようで美しい。

 ⑦cold girl lost fiction


 アルバム中最長の曲だが、最長と言っても4分半で特に長いとは思わない。1分を過ぎたあたりで一気に盛り上がる展開が良い。イントロから最後まで、不穏な雰囲気を漂わせるベースのリフがかっこいいですね。リフと呼べるかどうかもあやしいほどシンプルなものですが、シンプルでかっこいいって最高。
 動画はインディーズの頃のもので、今作では再録されています。再録版の方が音がソリッドになってかっこいいので、聴いてみて気になった方は是非今作のも聴いてほしい。

 ⑧パルモア
 リフを中心に曲を進めるスタイルは相変わらずだが、シャウトが入ったりとテスラは泣かない。のここまでの曲とは違った側面が見える一曲。後半の展開がかっこいい。《Tell me how to cry》という歌詞はバンド名やアルバムタイトルを想起させます。

 ⑨シャドウ
 なんとなく中華風なギターリフで始まるアッパーチューン。「シャドウ」というタイトルや、自分の影に話しかける内向的な歌詞の割には曲の雰囲気は明るめ。女性コーラスに存在感があって良い。

 ⑩Someday
 最後の曲も熱い。終盤の語りがこの曲のテーマそのものでしょう。人はいつか死ぬということを自覚して生きようとする歌詞が、サウンドにも生命を燃やして鳴らしているような印象を与えています。激しく波打つようなバンドアンサンブルがとてもかっこいい。



 ピアノを使いながらもかなりアグレッシブで攻撃的な楽曲を揃えているこの「TESLA doesn't know how to cry.」、感情が揺さぶられじっとしていられなくなるような、とにかくエモいアルバムです。10曲で40分いかない短さも良い。アルバムにもよりますが、長いより短めのほうが個人的には好みなので。
 バンドの演奏力もなかなか高く、空間を埋めるように鳴らされた時のサウンドには圧倒されます。その爆発力を上手く利用したような曲の構成や、ピアノやベースのリフ一つで曲がダイナミックに展開されつつ、中心にはそのリフがあるというところからは彼らの知性をひしひしと感じます。あとはもう本当にピアノってのがずるい。これがギターもう一本とかだとここまでのインパクトはなかったと思う。

 歌詞にはそこまで強い思い入れはありませんが、《極端な話をしよう ディスカッションはそれからさ》(「Lie to myself」)や《一つになろうなんてさくだらない考え方さ》(「my world is not yours」)など、他のバンドとは違った方向を向いたような歌詞からは彼らの曲者感がぷんぷんしますね。

 先日MINAMI WHEEL 2015で彼らのライブを観ましたが、ライブパフォーマンスがかなり熱くて大変良かったので、機会があったらまたライブに行きたい。そういえばその時は最前列で観れたのですが、最前列でライブを観たのは初めてだったかも。

 感想は短めですがかなりお気に入りのアルバムであります。
 おわり。
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